窯元 松花堂
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ご挨拶

松花堂資料館 館長 森 利之
人生50年、江戸時代の陶工達の平均年齢40年未満、太古から明治大正時代まで「人の汗と知恵」が牛馬の代わりの15歳で大人徒弟哀愁もらい湯の運命協同草葺長屋所帯生活賃金は品物が売買されての受け取り信頼取引江戸時代後期森栄太郎誕生「伊部村東分77戸陶工集団和気郡誌」ペルーの黒船をきっかけにして日本国の産業革命〔諸藩〕が始まり廃藩刀の帯刀ちょん髷禁止。男気職人の匠の技が外来文化を吸収〔低賃金〕発展し伊部村自家発電開始、森家の本家森琳三窯元の個人窯先鞭耐火煉瓦製造を始める、日露戦争に森喜作東森家当主戦死同年森健二誕生家運が凋落さきの大戦昭和20年の年号まで窯元松花堂製陶所製造番号(18軒軍命令)陶製手榴弾乖離廃業、家業の伝統継承者同人妻清子旧姓国分寺陶名森詩音作品二体製作一体を窯元代物支払いの陶芸生活を営む。戦後の公職追放〔4年〕森健二商店(雑貨青果)設立、自転車で西大寺まで仕入れ商品代金のつけ払い盆暮れ6ヶ月先の商取引から高度経済成長時代へ、伊部村から伊部町〔伊部焼窯元27戸〕々から備前町合併、東京オリンピック開催、白黒テレビ、赤穂線伊部駅開業、新国道2号線2車線、新幹線岡山駅開業、瀬戸大橋の開通、岡山観光ブーム、昭和40年以降創業75%窯元・作家435人実態調査資産価値の高騰、土地、株、人心を経済効率優先の倫理規律、時間工賃人件費の損益分岐点の所得格差、手間のかかる手ひねり作品と轆轤職人(ロクロ物のブーム)作品が対等金銭勘定で生活が成り立たず貧困伝統文化継承、自由資本経済の才覚先鋒者到来、消費価値観の量的商品から実質的付加価値作品の発達。「法律とは最低限の約束事」を唯我独尊我執「公序良俗」過ちて改めず、是を過ちという。

当館設立は平成2年相続税対策起死回生プラン正鵠につき個人商店を法人会社〔有〕旧森ストアー改め江戸時代の山陽道に面した窯元屋号松花堂として国の住宅金融公庫事業資金に基づき不動産賃貸事業附録「森家敷地を解体破棄一子相伝伝統文化抹殺終焉、先祖遺物を保存未来継承に託してもらいたい。」時代認識を無知安逸に頑迷堕落三代相続税を支払えば、適者生存何も残せず。

又法人会社にて100年存続は少なし、親苦楽、子楽、孫道楽そして乞食、森家亡家伊部ところ払い。森家の家史として、伊部焼よもや話天保窯々組合解散、森家本家中森呼称窯元形態の始め個人窯の始め煉瓦製造不慣れで大正時代会社倒産、伊部七不思議、幕末まで存続した陶工(陶印)集団が陶芸の歴史から欠落、伊部焼の塗り土の大正時代消滅、土型制作集団型屋の消滅、桂又三郎古老聞き取り証言森家ファイル江戸時代の中期ごろ中森、西森、東森と分家して森家発祥の地としているのは、森一族の東森の家史です。

いま記載している松花堂資料館1階は大正時代から昭和20年終戦まで活躍した石炭焼成登り窯(土壁)を保存する為に建築された建物で2階は窯の消滅をさゝない(経済システム)賃貸物件としています。又、森家一族墓所は、森家の中森家森琳三外5名の内東森家森栄太郎名義であり総括責任筆頭々森東洋夫氏(岡山市湯迫在住)から森一族墓守の責務管理を託された者「一国は一人を以って興り、一人を以って滅ぶ」下命森家の墓所は不老山南斜面に鎌倉時代後期から室町時代初期中期後期桃山時代の窯横にあり墓所中心部当主の墓其れを囲う様に陶工達の墓無名墓石〔譜代〕山林には古墳が1基存在、太古から昭和の洪水土石流による墓石、ふん墓朝鮮式が埋没、又明治時代の排仏棄釈墓所隣接地森家の尼寺も同じ運命、焼物から伊部土管にして耐火煉瓦製造が始まり明治大正時代は当地本村の粘土採掘にて愛知県常滑からの技術導入、煉瓦会社敷地内より壺に入った渡来銭が出土、さきの大戦の原材料資源不足の為、不老山南斜面桃山時代の窯壁陶片を粉砕使用、煉瓦不良品を採掘場所へ野積にして終戦半陶半勤からの高度成長時代の陶芸ブーム到来古備前の回帰、盗掘盗墓無断立ち入り陶片採取の狼藉、煉瓦登り窯使用の備前粘土を焼けば新しい備前焼「和気郡史」終戦18軒からの備前焼製陶者500軒を突破して平成の現在に至る。
「参考文献」
時代分類備前焼名品図録 昭和16年1月3日 発行者 巌津政右衛門
和気郡誌、和気郡史、伊部町誌、森東洋夫原告墓石撤去裁判資料
備前焼記年銘土型調査報告書、明治の備前焼 桂 又三郎著
古備前大事典、日本のやきもの8備前、岡山の焼物 桂 又三郎著
備前焼 小山富士夫編
備前焼の系譜 目賀道明
備前焼を科学する 岡山理科大学「岡山学」研究会
陶工の技術 大西政太郎著
釉から見たやきもの 芳村俊一
【たたらと村】ー 千草鉄とその周辺 ー 鳥羽弘毅

明治の備前焼
桂又三郎著 西大寺 奥山書店発行

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